早稲田大学　理工学術院　大学院基幹理工学研究科　材料科学専攻

　廣本　祥子客員教授（材料表面化学研究）　

●学歴
1995年　早稲田大学理工学部応用化学科卒業
1997年　早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修了
2002年　北海道大学　博士（工学）

●職歴
1997年-2001年　科学技術庁金属材料技術研究所　研究員
2001年-2005年　国立研究所の独立行政法人化に伴い、独立行政法人物質・材料研究機構　研究員
2003年-2004年　スイス連邦工科大学ローザンヌ　訪問研究員
2005年-2009年　独立行政法人物質・材料研究機構　主任研究員
2009年-　　　　国立研究開発法人物質・材料研究機構　主幹研究員
2019年-　　　　早稲田大学理工学術院　客員教授

●受賞
日本金属学会　奨励賞(2002)
腐食防食協会　優秀講演賞(2005)
腐食防食協会　進歩賞(2009)
日本溶射協会　論文賞(2009)
第26回日韓国際セラミックスセミナー　若手奨励賞(2010)
日本金属学会　功績賞(2016)

●学外活動
腐食防食学会　理事
日本金属学会　講演大会委員
日本バイオマテリアル学会　評議員

●研究内容
Mg合金は、自動車などの輸送機器の軽量化構造材料として期待されているだけでなく、骨固定材や血管用ステントの生体内溶解性／吸収性金属材料として注目されています。Mg合金の実用化には、表面処理による腐食制御が不可欠です。そこで、使用環境に適した耐食性と機能を示す被膜を目指し、構造材料用には環境負荷の低い酸化物被膜を、生体用にはポリマー－リン酸カルシウム複合被膜を開発しています。水溶液処理により被覆し、被膜の電子顕微鏡やX線回折によるキャラクタリゼーション、浸漬試験や電気化学測定による腐食評価、細胞培養試験による生体適合性評価などを行っています。

研究室ホームページURL: https://samurai.nims.go.jp/profiles/hiromoto_sachiko

国立研究開発法人物質・材料研究機構との連携による分野です。
詳細は、早稲田大学-NIMS連係大学院ウェブサイトをご覧ください。
https://www.nims.go.jp/waseda/index.html

図　Mg合金のための耐食性被膜の開発

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